外壁塗装の艶ありと艶なし、どっちがいいの？

艶あり塗料は表面がなめらかで光沢があるため、雨水やホコリを弾きやすく、汚れが付きにくい特性があります。そのため、塗装後も比較的きれいな状態を長く保ちやすく、日常のお手入れもラクになるというメリットがあります。耐久性も高く、紫外線や風雨による劣化にも強いため、塗り替えサイクルを延ばしたい方にも向いています。

艶あり塗料は、光沢感があり、外壁にツヤのある美しい仕上がりを与えてくれるのが特徴です。施工後はまるで新築のような輝きが生まれ、華やかで清潔感のある印象に仕上がります。見る角度や光の当たり方によって表情が変わるため、外観に立体感が出やすいのも魅力です。さらに、表面がなめらかでツルツルしているため、雨水が汚れを流しやすく、ホコリや排気ガスなどの汚れがつきにくいという実用面でのメリットもあります。メンテナンスのしやすさや耐久性の高さを求める方には、艶あり塗料がとても相性の良い選択肢となります。長期的にきれいな外観を保ちたい方におすすめの仕上がりです。

艶なし塗料には、光沢を抑えた落ち着いた雰囲気があるのが大きな特徴です。見た目に上品さや重厚感が出るため、和風住宅やナチュラルなテイストの住宅、街並みに溶け込ませたい場合などに非常に適しています。強い反射がないため、柔らかく自然な外観になり、住まいに温かみや親しみやすさを与えることができます。また、艶がないことで外壁の質感そのものが引き立ちやすく、マットな仕上がりが好みの方には高い満足度を得られる選択肢といえます。流行りの「控えめで品のある外観」に仕上げたいという方にとって、艶なしは理想的な仕上げ方法といえるでしょう。

年月が経つと艶が徐々に落ちていくため、塗装直後のような光沢をずっと維持するのは難しく、経年劣化が目立ちやすくなることもあります。最初はピカピカだった外壁が、徐々に艶を失ってムラに見えるといった印象を受けることもあるため、艶の変化についても理解しておくことが大切です。

最も大きなデメリットは、汚れが付きやすく、落ちにくいという点です。艶なし塗料は表面がザラついており、雨水がスムーズに流れにくいため、ホコリや排気ガス、雨だれなどの汚れが付きやすく、特に白や淡い色では黒ずみが目立ちやすくなります。定期的な清掃をしないと、経年とともにくすんだ印象になりやすいのが特徴です。