外壁塗装で人気の色とは？失敗しない色選びのコツ

グレー系の外壁は、スタイリッシュで洗練された印象を与えることから、近年の外壁塗装で非常に高い人気を誇っています。特に現代的なデザインの住宅や、シンプルモダンな建築様式との相性が抜群で、都会的で上品な外観に仕上がるのが魅力です。また、グレーは中間色のため、周囲の色とも調和しやすく、外観の統一感を保ちやすいというメリットもあります。さらに、雨垂れやホコリといった外壁汚れが目立ちにくく、メンテナンスの手間が軽減できるという実用面も評価されています。

ホワイト系カラーは、清潔感・爽やかさ・開放感を演出する定番カラーとして、常に高い人気を保っています。外壁が白いと家全体が明るく見え、広々とした印象を与える効果があります。また、どんな屋根色やサッシ色とも相性がよく、外観全体のコーディネートがしやすいのも大きな利点です。加えて、白系の外壁は熱を反射しやすい特性を持っているため、遮熱塗料と組み合わせることで夏の室温上昇を抑えることもできます。省エネ志向の方にも人気のある色味です。

ベージュやブラウン系は、自然素材との調和が取りやすく、穏やかで落ち着いた印象を与える色味として長年支持されています。木造住宅・和風住宅・ナチュラル系の住宅と非常に相性が良く、周囲の家並みや自然環境にも溶け込むため、景観を大切にする方に選ばれることが多いです。とくにベージュ系は、「柔らかさ」「親しみやすさ」「ナチュラルさ」が感じられ、家族向けの住まいに多く採用されています。一方でブラウン系は、安心感や温もり、重厚さを感じさせる色として人気があり、年配の方からも高評価です。また、ベージュ×ホワイト、ブラウン×アイボリーなどのツートン配色にするとより奥行きと立体感が生まれ、デザイン性を高めることも可能です。これらの色味は経年劣化による色あせも比較的目立ちにくく、長期間美観を保ちやすいという点でも優れており、長く快適に住み続けたい方には非常におすすめです。

個性的な色やおしゃれな色に惹かれる気持ちはよくわかりますが、外壁は住宅街の景観の一部です。あまりに周囲の家と異なる色を選んでしまうと、浮いて見えてしまったり、近隣トラブルの原因になる可能性もゼロではありません。特に落ち着いた住宅街や昔ながらの町並みでは、ナチュラルカラーやアースカラーなど、控えめで品のある色が人気です。周囲の家の外壁色や屋根色、塀・植栽なども参考にして、全体として「自然になじむかどうか」を確認しておきましょう。当社では、地域性も踏まえたカラー提案を行っていますので、ご相談ください。

外壁の色は、光の加減で大きく印象が変わるという特性があります。カタログやサンプルで見たときには「明るいベージュ」に見えたのに、実際に外壁全体に塗ってみると「グレーっぽく暗く感じる」などといったケースは少なくありません。特に注意したいのは、建物の向きや時間帯による光の当たり方の違いです。たとえば、北向きの面では常に陰になるため、実際の仕上がりはワントーン暗く見えます。対策としては、実際に使う塗料を小さな面積に試し塗りしてみる、もしくはA4サイズ以上の大きなカラーサンプルを屋外・時間帯を変えて確認することをおすすめします。

外壁塗装は「単色」が基本だと思われがちですが、上下で色分けをする“ツートンカラー”の外壁も近年注目を集めています。たとえば、1階部分に落ち着いたダークブラウン、2階部分に明るめのベージュを組み合わせれば、重心が安定したシックな印象になります。逆に、上部を濃く、下部を薄くするとモダンでスタイリッシュな印象に。さらに、玄関やバルコニーの一部だけを別の色でアクセントにすれば、グッと引き締まったデザインになります。ツートンカラーは、家の立体感や奥行き感を演出でき、外観全体がのっぺりしないというメリットもあります。新築のようなフレッシュな印象にもつながるため、リフォーム時にもおすすめです。ブライト・ファム株式会社では、お客様のお住まいの形状・周囲の環境・ご要望に合わせた最適なツートン提案を行っています。おしゃれで後悔しない配色を一緒に考えましょう。