放置は危険！屋根のカビ対策と塗装の重要性

屋根の中でも、北側や建物の影になりやすい部分は、日当たりが悪く湿気がこもりやすくなります。このような場所は、カビや苔の繁殖に理想的な環境です。特に梅雨や秋雨の時期は、乾燥する暇がないため、短期間で急速にカビが広がってしまうこともあります。

新築時や塗り替え直後は、屋根材を覆う塗膜がしっかり機能しており、水分が染み込みにくい状態です。しかし5～10年を過ぎると塗膜が劣化し、微細なひび割れや表面のざらつきが生まれ、そこに水分や汚れが滞留することでカビの発生を促します。

カビは有機物を分解する特性を持っており、スレートやセメント系の屋根材に深く入り込んで屋根材そのものを傷めてしまいます。この劣化は、表面からだけでなく内部へと進行していくため、早期の対応が必要です。

カビによって劣化した屋根材には、雨水が浸入しやすくなる隙間やひび割れが生じます。最初は小さな変化でも、やがては屋根裏や室内への雨漏りに発展する可能性があり、修繕に多額の費用がかかるケースもあります。

屋根のカビを放置することで発生する最大のリスクのひとつが、建物構造そのものへの深刻な影響です。屋根の機能が損なわれると、防水性が低下し、雨水や湿気が屋根裏に浸入します。これにより、柱や梁といった構造材が常に湿気にさらされる状態になり、木材の腐食や鉄骨の錆びといった劣化現象が進行します。

屋根は高所にあるため、普段の生活の中では目が届きにくい場所です。だからこそ、小さな異変にも早く気づくためには、プロによる定期的な点検が重要です。カビの初期段階では、まだ屋根材自体に深刻なダメージがないことも多く、早期発見によって最小限の対応で済むケースもあります。ブライト・ファム株式会社では、無料点検や事前相談を随時受け付けており、専門スタッフが建物の状況を丁寧にチェックします。お客様のご要望や建物の立地条件をふまえて、必要なメンテナンス内容をご提案いたしますので、初めての方でも安心です。

屋根にこびりついたカビやコケ、ホコリなどの汚れは、塗装前に高圧洗浄でしっかりと取り除く必要があります。高圧洗浄は、ただ美観を整えるだけでなく、塗料の密着性を高めるためにも不可欠な工程です。表面が汚れたまま塗装を行うと、塗膜がうまく密着せず、数年で剥がれてしまう原因にもなります。ブライト・ファム株式会社では、塗装前の洗浄作業も丁寧に行い、屋根材に負担をかけすぎない適切な水圧で素材に応じた洗浄方法を選択しています。高圧洗浄によってカビやコケを根こそぎ除去し、次の塗装工程へと最適な状態を整えます

屋根に一度カビが生えた場所は、同じ条件がそろえば再発のリスクが高まります。そのため、再発防止には防カビ・防藻機能を備えた塗料を選ぶことが非常に重要です。これらの塗料は、表面にカビや苔が付きにくくすることで、長期間にわたって美観と防水性を維持することができます。当社では、足利市特有の気候（湿気の多い季節や寒暖差）に適した塗料を厳選し、実績豊富なスタッフが施工を行っています。また、遮熱性能や光触媒機能など、機能性の高い塗料をお選びいただくことも可能で、用途やご予算に応じたご提案をいたします。