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外壁塗装に潜むピンホールとは?原因と防止策をプロが徹底解説

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外壁塗装に潜むピンホールとは?原因と防止策をプロが徹底解説

外壁塗装に潜むピンホールとは?原因と防止策をプロが徹底解説

2025/07/23

こんにちは!栃木県足利市を拠点に、建物の外壁塗装や内装塗装、そして屋根塗装に対応しています「ブライト・ファム株式会社」です。本日は、外壁塗装で起こるピンホールという現象についてお話していきます。外壁塗装の完了後、よく見ると小さな穴がポツポツ…。「これって施工ミス?」「見た目は小さくても問題ないの?」と不安になる方も多いでしょう。それは「ピンホール」と呼ばれる現象で、放置すると劣化や雨漏りの原因にもなりかねません。今回は、ピンホールの原因から対処法、防止策までを詳しく解説します。

目次

    外壁にできる小さな穴の正体

    「ピンホール」とは、外壁塗装の仕上げ面に発生する非常に小さな穴(針で突いたようなサイズの孔)のことを指します。大きさは直径0.5mm以下のことが多く、表面に目立つ凹凸があるわけではないため、一見すると気づきにくいのが特徴です。しかし、晴れた日などに外壁を斜めから見ると、光の反射でポツポツとした穴が無数に見えることがあり、「塗装がうまくいっていないのでは?」と不安に感じる方も少なくありません。このピンホールは見た目だけの問題にとどまらず、塗膜の内部に空洞ができている状態のため、建物の機能面にも悪影響を及ぼすおそれがあります。たとえば、穴から雨水や湿気が侵入すれば、塗膜内部の膨れ・剥がれ、外壁材の腐食、カビの繁殖といった深刻なトラブルにつながることも。特に木造住宅やモルタル壁の場合、放置すると建物そのものの寿命を縮めるリスクもあるのです。ピンホールは「小さいから大丈夫」と軽く見られがちですが、原因を見極めたうえでの適切な補修と再発防止が非常に重要です。

    ピンホールができる原因

    さまざまな要因が重なることによって発生するトラブル

    下地の水分や空気が抜けきっていない

    塗装前の下地(モルタルやサイディングなど)に水分や空気が残ったまま塗装を始めてしまうと、内部からの膨張によって気泡ができやすくなり、塗膜の表面に小さな穴が開いてしまうことがあります。特に、雨の後や高湿度の日、また新築後間もない場合などは下地に多くの水分が残っている可能性が高く、慎重な確認が必要です。現場では含水率計を使って下地の乾燥状態をチェックするのが基本ですが、これを怠る業者も少なくありません。

    塗料の希釈ミス(薄めすぎ・濃すぎ)

    塗料は用途や気温に応じて適切な量のシンナーや水で希釈する必要がありますが、その調整を間違えるとピンホールのリスクが高まります。たとえば、塗料を必要以上に薄めてしまうと粘度が下がりすぎて、塗布中に細かい気泡が入りやすくなり、乾燥中にそれが破裂してピンホールが残るのです。逆に、塗料が濃すぎても刷毛やローラーで塗る際に均一に伸びず、空気が巻き込まれて穴ができる原因になります。

    重ね塗りのタイミングが早すぎる

    塗装作業は通常、下塗り・中塗り・上塗りと複数の工程を順番に重ねることで仕上げていきますが、その塗膜が完全に乾いていないうちに次の塗料を塗ってしまうと、内部に閉じ込められた溶剤が膨張してピンホールを生じることがあります。これは、特に気温が低い日や湿度が高い日に急いで施工を進めた場合に起こりやすく、工期の短縮を優先する業者がやってしまいがちな失敗例です。

    気温・湿度・風など、環境条件の影響

    塗料は「気温5℃以上・湿度85%以下」の環境で使うことが推奨されており、これを外れると乾燥の過程で問題が生じる可能性が大幅に高まります。たとえば、夏の直射日光が当たる高温の外壁に塗装をすると表面だけが急激に乾き、中の気泡が抜けきらずピンホールとなることがあります。また、風の強い日には塗料の乾燥が不均一になり、表面に膜が張ることで中の空気が閉じ込められたままになるケースもあります。

    施工業者の技術不足・現場管理の甘さ

    ピンホールの最大の原因とも言えるのが、施工業者の技術力や管理能力の不足です。本来であれば、塗料メーカーの仕様書に従い、希釈・乾燥時間・塗装環境のチェックを行いながら慎重に作業を進める必要があります。しかし、経験の浅い職人や知識の乏しい業者が施工を行うと、こうした工程が不十分になり、ピンホールやその他の施工不良が頻発することになります。信頼できる業者を選ぶことが、こうしたトラブルの根本的な予防策となります。

    ピンホールを放置するリスク

    ピンホールは一見すると目立たない小さな穴ですが、放置することで思わぬトラブルを引き起こす危険性があります。ピンホール部分からは雨水や湿気が入り込みやすくなり、下地の木材や外壁材が劣化しやすい状態になります。さらに、内部にたまった水分によって塗膜が膨れて剥がれてくるなど、塗装全体の不良が進行する可能性もあります。また、湿気がこもったままの状態が続けば、カビの発生や木部・鉄部の腐食といった深刻な症状につながることもあり、結果的に大掛かりな補修が必要になるケースも少なくありません。「小さな穴だから大丈夫」と軽視せず、早めに対処することが建物全体の寿命を延ばすカギになります。

    ピンホールの補修方法と注意点

    ピンホールを見つけたら、できるだけ早く補修対応を行うことが大切です。ごく小さなピンホールであれば、市販の補修材で穴を埋めたり部分的に再塗装を施すことで、一時的に見た目を整えることは可能です。ただし、これはあくまで応急処置であり、根本的な原因が解決されていなければ再発の恐れがある点に注意が必要です。より確実な対策を行うには、専門業者による本格的な補修が推奨されます。ブライト・ファム株式会社では、外壁の状態をを丁寧に調査したうえで、必要に応じて塗膜を部分的に研磨・除去し、下地処理から適切な塗装をやり直すといった工程で補修を実施しています。なお、補修作業を行う際は、ピンホールが発生した原因をきちんと見極めてから施工方法を見直すことが非常に重要です。同じ環境や手法のままでは、再びピンホールが発生する可能性が高くなるため、原因の根本解決を図ることが、長期的な安心につながります。

    ピンホールを防ぐカギ

    施工段階での丁寧な対応が仕上がりの品質や外壁の寿命に大きく影響する

    適切な乾燥時間の確保

    塗装作業では、下塗り・中塗り・上塗りの各工程ごとにしっかりとした乾燥時間を確保することが非常に重要です。乾燥が不十分なまま次の工程に進むと塗膜内部に残った水分や溶剤が気化し、ピンホールや膨れなどのトラブルを引き起こすリスクが高まります。特に高湿度の梅雨時期や乾燥しにくい北面などは注意が必要です。

    塗料の正しい調合と管理

    塗料の希釈は、メーカーの指示通りに行うことが基本中の基本です。薄めすぎると気泡が発生しやすくなり、逆に濃すぎると塗布ムラや不均一な乾燥が起こる可能性もあります。また、塗料を使う直前には撹拌(かくはん)作業を丁寧に行い、成分を均一に整えることが不可欠です。管理が甘いと、ピンホールだけでなく色ムラやツヤムラの原因にもなります。

    下地の状態確認と処理

    外壁塗装の品質は、塗料以上に「下地」で決まるといっても過言ではありません。施工前には下地の含水率や劣化状況を専用機器で確認し、必要に応じて高圧洗浄・ケレン・パテ処理などの補修を丁寧に行うことが求められます。塗料の密着を高めるだけでなく、ピンホールのような微細な施工不良を根本から防ぐために非常に重要な工程です。当社では、外壁塗装は準備段階で仕上がりが決まると考え、気温や湿度、下地の乾燥具合を厳密に管理しています。

    技術力のある業者を選ぶ

    どれだけ良い塗料を使っても、扱う職人の知識・経験・丁寧さによって仕上がりは大きく左右されます。ピンホールは些細な施工ミスや判断ミスで発生するため、外壁塗装の実績が豊富で、専門知識と確かな技術を持った業者を選ぶことが最も確実な防止策となります。口コミや施工事例、施工中の写真の公開などもチェックポイントになります。ブライト・ファム株式会社では、熟練の職人がただ塗るだけでなく、材料の調合・塗布・重ね塗りのタイミングまで緻密に計算し、ムラやピンホールのない美しい仕上がりを追求しています。

    まとめ

    ピンホールは、見逃しやすいけれど放置すると大きな問題につながる外壁トラブルの一つです。
    原因を正しく理解し、信頼できる塗装業者に任せることで未然に防ぐことが可能です。「外壁に小さな穴があるかも…」「前回の塗装で気になる点がある」そんなときは、お早めにご相談ください。ブライト・ファム株式会社では、外壁塗装の診断・見積・提案まで無料で対応しております。大切なお住まいを守るために、まずはお気軽にご連絡ください。

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    ブライト・ファム株式会社
    栃木県足利市葉鹿町1250
    電話番号 : 0284-22-7340


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