塗装が必要ないって本当?サイディング外壁の正しいメンテナンス方法
2025/06/26
こんにちは!栃木県足利市を拠点に、建物の外壁塗装や内装塗装、そして屋根塗装に対応しています「ブライト・ファム株式会社」です。本日は、サイディング外壁の正しいメンテナンス方法についてお話していきます。「サイディング外壁って塗装しなくてもいいんじゃないの?」「メンテナンスフリーって聞いたけど…」
外壁塗装をご検討中の方から、こうしたご質問をよくいただきます。特に、近年の住宅に多く採用されている「サイディング」は、その見た目の美しさと耐久性の高さから、塗装の必要性がないと誤解されがちです。しかし、実際のところはどうなのでしょうか?この記事では、「サイディング外壁に塗装は本当に必要なのか?」という疑問に、外壁塗装のプロとして丁寧にお答えします。
目次
サイディング外壁の種類
サイディングとは、工場で製造された外壁材をパネル状にして、建物の外壁に貼り付ける仕上げ材のことです。主に以下の種類があります。
・窯業系サイディング:セメントと繊維を混ぜて形成された、もっとも普及しているタイプ。
・金属系サイディング:アルミやガルバリウム鋼板などを使い、軽量で断熱性に優れる。
・木質系サイディング:木の温もりが魅力ですが、こまめなメンテナンスが必要。
・樹脂系サイディング:アメリカで主流の外壁材で、耐水性が高いのが特徴。
サイディングの種類によってメンテナンスの必要性は異なりますが、「塗装が不要」というわけではありません。
サイディング外壁に塗装が必要な理由
結論から申し上げると、サイディング外壁にも塗装は必要不可欠です。「メンテナンスフリー」と紹介されることもありますが、それは“他の素材に比べてメンテナンス頻度が少ない”という意味であり、“まったくメンテナンスが不要”というわけではありません。特に日本は四季がはっきりしており、高温多湿や台風、冬の凍結など、外壁にとっては過酷な気候条件が揃っています。耐久性の高いサイディング材であっても、長年これらの自然環境にさらされることで、少しずつ劣化が進んでいきます。以下に、サイディング外壁でも定期的な塗装が必要な具体的な理由を解説します。

表面の防水機能の劣化
サイディング材の多くは、工場で出荷される際にあらかじめ塗装が施され、防水性や耐候性が備えられています。しかしこの塗装は、永遠に機能を保てるわけではありません。10年を経過したあたりから表面のコーティングが薄れ始め、水分や湿気を吸いやすくなってしまうのです。その結果、外壁材の中にまで水が浸透し、雨染みや膨れ、カビの発生などが起こる可能性が高まります。特に北面や日陰になりやすい場所では湿気がこもりやすく、見えない場所で劣化が進行していることも。早めの塗装によって、こうしたトラブルを未然に防ぐことができます。

目地のシーリング(コーキング)の劣化
サイディング外壁のパネルとパネルの間には、シーリング(コーキング)と呼ばれる弾力のある樹脂が充填されています。これは、雨水の侵入を防ぐ防水材として非常に重要な役割を果たしています。しかしシーリング材は紫外線や気温の変化によって劣化し、5~10年程度で硬化・ひび割れ・剥がれなどの症状が現れます。劣化した状態を放置するとつなぎ目から雨水が侵入し、建物内部の木材や断熱材に深刻なダメージを与える原因になります。外壁の塗装を行う際には、このシーリングの打ち替えまたは増し打ちもセットで行うことが一般的です。塗装と合わせてメンテナンスすることで、建物の防水性を長期間維持できます。
これらの要因を放置してしまうと、サイディング自体の張り替えが必要になるケースもあり、将来的にかかるコストが大幅に増加するリスクもあります。そうならないためにも、定期的な外壁のチェックと、適切なタイミングでの塗装が大切です。このようなサイディング外壁の特性を理解したうえで、適切な施工を行うことができるのが、栃木県足利市のブライト・ファム株式会社です。お住まいの状態に合わせた最適なメンテナンスをご提案し、長く快適に暮らせる住環境をサポートいたします。ご不安な点がある方は、お気軽にご相談ください。プロの視点で現状を確認し、必要な処置をわかりやすくご説明いたします。
塗装不要と言われるサイディング
近年では、「塗装不要」とうたわれる高性能なサイディング材も登場しています。たとえば、光触媒や無機系コーティングが施されたサイディングは、20年近くメンテナンスが不要とされるケースもあります。これらは紫外線や雨によって汚れを分解・洗い流す自己洗浄機能を持ち、美観を長く保てることが特徴です。しかし、たとえ高機能な素材であっても、「完全なメンテナンスフリー」というわけではありません。表面のコーティングは年数が経つと紫外線や雨風の影響で徐々に劣化していきますし、サイディングの継ぎ目に使用されているシーリング(コーキング)部分は5~10年程度で必ずメンテナンスが必要になります。また、塗装が不要な素材であっても、経年とともに外観の色あせやくすみが生じる可能性があるため、美観を維持したい場合にはやはり何らかの対応が求められます。つまり、「塗装不要」とされるサイディング材であっても、建物全体としてのメンテナンスは決して避けて通れないというのが現実です。放置すれば外壁の劣化だけでなく、建物内部へのダメージにもつながりかねません。定期的な点検を行い、必要なタイミングで最適な処置を施すことが、建物の寿命を延ばすうえでとても大切なのです。
まとめ
「サイディング外壁には塗装が必要ない」と思われがちですが、実際には必要なタイミングでしっかり塗装・メンテナンスを行うことが、建物を守るうえで非常に重要です。外壁塗装のことでお悩みなら、まずは専門業者に相談することがおすすめです。ブライト・ファム株式会社では、お客様の建物と状況に合わせて最適な塗装プランをご提案しています。気になる劣化症状やメンテナンスの時期についても、丁寧にご説明いたします。
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